フィル・スペクターの妄想

今日は久々に休みだったので、CDを聴いたり、買ってたのにまだ読んでなかった
本を何冊か読んで過ごしたのだけれど、1冊挙げるとなると、これ。
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個人的には昔、社会人になってすぐ、毎日3ヶ月程乗っていたので、思い入れがある。
元々、電車に乗ると、席が空いていたとしても座らずに、乗車の扉のところに立って
景色を見るのが好きなので、当時も乗車の扉のところに立って、外の景色をボーっと
見ていたのを思い出す。
なので、景色が見えない、地下鉄は苦手なのであって、都心で一駅、二駅くらいで
あれば、平気で歩いてしまう。

電車に乗って景色を見ていると、アドバルーンが上がっていて、それが時にはイエロー
サブマリンみたいな潜水艦の形をしていたり、時にはツェッペリンみたいな、遊覧船
みたいに見えたり。
時には橋げたの下に子供たちが遊んでいて、ふざけてぶら下がって遊んでいて、その
景色からTレックスのマークボランを連想してしまったこともある。
意味は分からないのだけれど。

要するに、勝手にボーっとして妄想することが大好きなのね。よく考えてみると、自分
だけではなくて、大勢の人が電車には乗るのだから、色んな物語があるのであって、
本文にあるように、
「人数分の物語を乗せて、電車はどこまでもは続かない路線を走っていく」のである。

あの時に、外を眺めている間に、自分の知らないところで、色んなドラマが生まれている
のかと思うと、不思議な気持ちになる。


「ザ・ベスト・オブ・フィル・スペクター・1961-1966」というフィル・スペクターの
プロデュース作品をまとめたCDを聴いた。
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ビートルズの曰くつきのアルバム「レット・イット・ビー」を仕上げた人でもあって、ジョンや、
ジョージのアルバムも手がけた人なのは言うまでもない。
ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」とか、ビーチボーイズもカヴァーしたクリスタルズの
「ゼン・ヒー・キッスド・ミー」なんかも入ってて、全部で19曲、非常に上手くまとまって
いる。長すぎても集中力が続かないので、これくらいが一番いい。

改めて聴くと、この人も頭の中に、色んな妄想を持ちながら、プロデュース業をしていた
のが分かる。
基本的に、モノラル録音に執着していて、重ねに重ねた演奏の奥が深くて、結局、これ
が独特のカラーを持っていて、「ウォール・サウンド」となってこれが彼の代名詞になった。
要するに、音楽を作るのではなくて、「音楽で絵を描いている」という感じであって、妄想
を音にすると、彼の場合、こういうサウンドになったのだろう、きっと。
ブライアン・ウィルソンが信仰しているのも有名な話であって、これが「ペット・サウンズ」
独特のモノラルサウンドに繋がっている。

久々に時間があれば、阪急電車にのってみたいなあ。。
改めて、色んな妄想が出来れば楽しいなあ、と思う今日この頃です。

あとはこれ。
現在3巻まで出ている。続編が楽しみなのね。
興味があれば読んでみてください。
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by hirowilbury | 2011-02-22 16:37 | 音楽