出石のうどん

先日帰省する機会があったので、昔からある出石の「竹林亭」という国道沿い
の店に行った。
その店は、亡き親父が、昔、食器とか業務用の調理機器の会社をやっていた時に、
殆どの食器や機材を納入してくれたお得意さまだった。
昔はよく親父に連れてきてもらったのだけれど、先日約30年ぶりになるであろう、
立ち寄ってうどんを食べた。
すると外の駐車場で、大将が小生に向って「昔はこんな小さかったのになあ・・」
と手振りで腰辺り位のところでジェスチャーをして迎えてくれた。

出石と言えば、誰もが「出石そば」を思い浮かべるだろう。
実際に、出石の町に行ってみると、蕎麦ばかりであって、うどんが食べられる店
というのは殆ど見当たらない。
なので、ここの大将も、あえてうどん屋さんを出石で経営されたのだと思われる。

そこでうどんを頼んだ。
すると、同席していたオフクロが「このうどんは、このお店が開店したときに、
ここの大将がうちの会社でうどんを打つ機械を購入してくれたんだで。その時お
父さんはうどんに関しては素人で、ここの大将と一緒に二人で香川の讃岐まで行
って、一緒にうどんの打ち方を勉強してきはったんだわ」
という話を聞いた。

まさか、このうどんが?
このうどんはここの大将と親父の合作、という事になる。

正直、美味しかった。なぜか懐かしかった。泣きそうになった。
こんなところに親父の遺したものが眠っていたとは。。

結局、自分の店で、モノを買ってもらっても、使い方とか、使ってどうなるのか?
と言うことが分からなければ、納得できないという親父の性格を思い出した。
見習いたいと思う。
a0189732_2150367.jpg

[PR]
by hirowilbury | 2011-05-02 21:51 | 日記