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ソー・バッド

1983年の『PIPES OF PEACE』収録の名曲。
当時、アメリカではシングルカットされてビルボード23位を記録。
(本国英国ではB面の『PIPES OF PEACE』がA面として発売されて全英1位を記録)

アルバムからの第一弾シングルがM.ジャクソンとの『SAY SAY SAY』の後だったので、非常に地味なヒットに思えるかもしれないけれど、曲としては、こちらの方がよっぽど好きである。
『LONDON TOWN』収録の『GIRL GRIEND』同様、マイケルにプレゼントすることを前提で書いたような、美しい曲である。
こういう風に、時折、信じられないような美しい曲を何食わぬ顔で作ってしまうポールには、やはり参ってしまう。。

とにかく、当時放映されたこの曲のPVは、異常なカッコよさである。
リンゴがドラムで参加しているのも興奮した。
そして、ポールのベースは、やはりリンゴのドラムによく合う。
この絶妙の『間』は独特で、「あうん」の呼吸と言うのはこのことを言うのだ。

『SAY SAY SAY』がM.ジャクソンとのデュエット、と言うことで、曲と同じく、PVも非常にお祭り的なものであって、企画色が強かったのに対して、この曲は、本来のポールの美しい作風の曲で、PV自体も非常にシンプルで、ポールは勿論、リンダも非常に綺麗で表情がいい。
そして、タッグ・オブ・ウォーあたりから、ポールの参謀役として参加していた、元10CCのエリック・スチュアートも親分を前に少し控えめだけれど、しっかりポールを支えている。
エリックの存在は、ジョンを亡くして非常に孤立感を感じていた当時のポールにとっては、非常に心強い存在だったと思われる。
(1986年のアルバム『PRESS TO PLAY』では遂にポールの『共作』するにまでなった)

この曲は、当時日本でもシングルカットされて、個人的に好きでした(今でも)。
ポールはヘフナーもいいけど、ネックの長い、リッケンバッカー・ベースが似合うなあ。。
↓是非見てね。
http://youtu.be/P4ys4auEDfY
by hirowilbury | 2011-06-11 21:41 | ビートルズ