クオドロフェニア(四重人格) ザ・フー

先日、大きな箱が届いて、時間もなかったのでそのままにしておいたのだけれど、ようやく本日その箱を開いた。ザ・フーの四重人格(クオドロフェニア)のボックスセット。

フーのレコード中では一番好きなレコードであって、世間では「トミー」、「フーズ・ネクスト」なのだけど、個人的にはこのレコード。
a0189732_20292935.jpg


日本では、他のフーのアルバムに比べると中々CDにならなかったし、レコードも長い間廃盤状態が続いたように思う。
このレコードは、ピート・タウンジェントの少年時期の経験がそのままストーリーになっているといってもいい。ピートは悩み多き少年であって、自身の鼻の高さだって、他人が聴くと笑い話で済ましてしまうかもしれないけれど、本人からすると重要なのである。
そういう人の痛みが分らない人間がこのレコードを聴いても中々理解出来ないのではないかと思われる。
個人的には、こういう風に自分の人生を音にする人は、一生ついていきたいと思っている。
こういう風に、自分の事を吐き出して、レコードにすることが出来て、それを名作にしてしまうミュージシャンというのは、小生の知っている限り、ピート・タウンジェントとジョン・レノンだけである。
このボックスには、オリジナルアルバム2枚組みと、さらにその元になったピートデモが2枚にCDに収められていて、このデモが凄い。
すでに世に出ているものもあるけれど、基本未発表であって、デモの時点で完成している。
そういう意味では、ブライアン・ウィルソンと同じ匂いを感じる、ピートには。

このレコードを題材に1979年、映画が制作された。
「さらば青春の光」。
言うまでもないけれど、主人公はピート自身と言っても過言ではない。
このレコードが元だからね。
小生の大好きな映画である。みんなも、是非見てね。
イギリスの60年代ってこうだったのね。

近いうちに、30年近く経って、続編が制作される、という話もある。

a0189732_20355163.jpg

a0189732_20404875.jpg

[PR]
by hirowilbury | 2011-11-23 20:37 | 音楽