ポール作曲、映画「ファミリー・ウェイ」(邦題「ふたりだけの窓」のサントラ。

ちょうどビートルズが1966年冬に「サージェント」の録音に入った頃にレコーディングされた英国映画「ファミリー・ウェイ」(邦題「ふたりだけの窓」)のサントラ。
映画自体1967年に公開されて、英国独特のドタバタ喜劇であって、内容はそんなに面白かった記憶がないのだけれど(苦笑)。でも当時の英国の雰囲気がよく伝わる映画だった。
今はDVDも廃版なのかな?

小生にとって重要なのは、やはりこのサントラ、ということになる。
ビートルズ、としてではなくて、なんとポール・マッカートニーが単独で手がけていて、ビートルズがグループとして現役時代でありながら、ビートルメンバーが手がけた最初の「ソロ」という事になる。
といっても、ポールは作曲のみであって、アレンジは例によってジョージ・マーティンで、ポールは演奏には参加していない。
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作曲だけなので、どうっていう事はないのかもしれないけれど、ポールがゲストで他人のレコードに参加していて、少しでもバックコーラスなんかでポールの声が聞こえただけで「あ、ポールの声だ、ポール」となってしまうミーハーなポールファンの小生としては、十分なのである。
ポールがゲスト参加しているのであれば、ポールの声が聞こえてきて、あたりまえなのだけれど(笑)。

重要なのは、ビートルズ現存中に、ポールが単独でグループ以外の仕事を請けて、それを発表した、ということ。
ジョンは、後々までこれを根に持っていたらしい。ジョンはやきもち焼きだからね。
それに対して、ポールって悪気がなくて、天然だから(笑)。

で、内容なのだけれど、「映画の中に流れるBGM」といった感じで、全てインストゥルメンタル。
しかもオリジナルは全部で13曲入っているのだけれど、シングルになった(映画の主題歌?いや、歌がないから主題曲か・・)「ラヴ・イン・ジ・オープン・エア」以外は、全曲タイトルが付けられていない。
曲名がないので、説明しづらいっちゃありゃしないのだけれど、4曲目から6曲目、なんぞは、このあと製作に入るアルバム「サージェント~」でのホーンの使い方、「シーズ・リヴィング・ホーム」のバッキングの予習見たいな感じもするし、なんとも、全曲、随所にポールらしいメロディが登場するので、やはり聞いていてハッとする箇所が多い。
ボーナスで収録されている、シングル曲「ファミリ-・ウェイのテーマ」なんぞ、まさに「サージェント~」、「マジカルミステリーツアー」での予行練習。
http://www.youtube.com/watch?v=d84w9x0FNgo

さすがポールなのである。


一番面白くないのがシングルで主題曲の「ラヴ・イン・ジ・オープン・エア」かな?(苦笑)
なんか、日本の70年代の昭和歌謡みたいなアレンジになっちゃってて、イントロが始まった瞬間、いしだあゆみとか、西田佐知子とかがマイクをもってステージの袖から出てきそうな雰囲気である(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=GstML1HEt6Q&feature=related
ま、これはこれで悪くないんだけれど、ポールが作曲した、というものでなければ、小生の記憶からなくなっていってただろうな、きっと。

長い間アルバムは入手困難であって、去年初めてCDになって、アルバムは全体を通して初めて聴いた。昔ブートで聞いたときは、そんなに印象に残らなかったけど、今回聞きなおしてみたら、良かったです。

あ、間違ってもこれは「ビートルズ」「ポールマッカートニー」の副読本的なアルバムですので。念のため。
今日はこれでおしまい。
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by hirowilbury | 2012-01-21 18:00 | ビートルズ