2012年 11月 01日 ( 1 )

60年代の英国リヴァプール・サウンドとなると、やはり代表格はビートルズ、ということになるだろう。小生はそのビートルズにやられたのである。彼らを聴いていなかったらここまでこれなかっただろう。当時英国には、ビートルズのように自分たちで歌って、演奏して、というグループが星の数ほど出現した。その突破口を開いたのがビートルズ、ということになるだろう。

小生は1973年生まれだから、当然後追いである。
生まれが赤盤・青盤の発売日である、1973年4月20日というのも何かの縁なのだろう、と自分で勝手に思うようにしている。

ビートルズが英国で人気が爆発して、ビートルズに続けとばかりに、たくさんのバンドがデビューした。そして、それがアメリカに人気が飛び火して、他のグループもアメリカでチャートの上位を占めるようになって、アメリカでは「ブリティッシュ・インベイション=英国の侵略」と恐れられた。
そして、そのアメリカでの人気沸騰ぶりがようやく日本に入ってきたのが1964年の初頭である。

まず、日本でも突破口はビートルズだった。最初、日本でのデビューシングルは「プリーズ・プリーズ・ミー」の予定だったのだけれど、アメリカで「抱きしめたい」が爆発的に売れていたので、日本でのデビューシングルも「抱きしめたい」に変更になった。当時の状況を思わせるエピソードであって、完全にアメリカにならえ、である。

そして、続々とその他のブリティッシュバンドが日本でも紹介されるようになる。
ただし、日本ではビートルズの出身地が英国リバプールだったために、その他のバンドも「リヴァプール・サウンド」という括りで紹介されたみたい。しかし、実際はもちろん全部がリヴァプールではないので間違いである。

アニマルズは北西部のニューキャッスルだし、ストーンズ、フー、キンクス、マンフレッド・マンはロンドン。(マンフレッド・マンは南アフリカ生まれの英国移住民)。

今回60年代に当時の東芝音楽工業から発売された英国ブリティッシュ・ロックバンドの「日本でのオリジナルアルバム」が10枚、まとめて低価格で発売された。
思わず、全10枚を持ってレジに走ってしまった(苦笑)。
1993年に一度初CD化されたのだけれど、当時は1枚3000円もした。今回、1枚999円である。
しかも、当時の日本オリジナルの曲順、ジャケット、そして一番権利の問題で引っかかるであろう、
当時のレーベル「オデオンレーベル」が復活して、しかもジャケットにはちゃんと印刷までされていて、さらにCDの盤面までがオデオンレーベルの復刻。
ああ、今日は布団に入って泣こうかな(笑)
↓1966年当時のビートルズのベスト「オールディーズ」(未CD化)のオデオン盤(赤盤)と今回の復刻版CD盤面。
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もう、歓喜である。小生の原点はこれら60年代のブリティッシュ・ロック。
学校から帰ったら、彼らの曲を聴いて一人で満悦であった。

なので、これらのバンドの音源は小生の宝なのであって、こういう風にブリティッシュ・ロック、マージー・ビート、リヴァプール・サウンドの音源を聞くと、涙がでそうになる。
これらの音源は今までもCDを購入していて、レコードだって探せば何枚か購入しているはずである。しかし、今回価値があるのは「当時日本で発売されたLPの曲順」でCDになった事だろう。
いろいろ権利に関係があると思うのだけれど、えらいぞ東芝EMI。

↓全10枚のチラシ
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今ではビートルズを筆頭に、「本人の意思で発表したアルバムが公式盤」という考え方になっていて、ビートルズのデビューアルバムは「プリーズ・プリーズ・ミー」であって、セカンド・アルバムは「ウィズ・ザ・ビートルズ」である。しかし、当時、アメリカはアメリカ、日本は日本と自由に彼らのアルバムを各国で作ることができた。
ファンのあいだでは良く知られているけれど、日本でのデビューアルバムは「プリーズ・プリーズ・ミー」ではなくて、「ミート・ザ・ビートルズ」というLPで、ジャケットはハーフ・シャドウの「ウィズ・ザ・ビートルズ」であった。
内容は、「抱きしめたい」「シー・ラヴズ・ユー」「フロム・ミー・トゥ・ユー」など14曲が入った、今では信じられないような金太郎飴の様な、当時のビートルズのベストアルバムに近い曲順であった。そして、他のブリティッシュバンドのレコードも、同じように日本独自の曲順にして発売
されていた。
↓当時日本独自で発売されたLP。左上から「ミート・ザ・ビートルズ」、「ビートルズ・セカンド・アルバム」、「ビートルズNo.5!」。当然まだこの形ではCDにはなっておらず。「ビートルズNo.5!」は間に、「ア・ハード・デイズ・ナイト」「フォーセール」が英国盤通り発売されたので、5枚目、の意味でこのタイトル(笑)小生が所有しているのは再発のアップル盤です。
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曲順は非常に味があって、個人的には大好きである。「No.5」なんて非常に通好みの収録曲になっていて、今でも時たま聴く。彼らのこういう日本編集盤がCDになることはないだろうけれど、しかし、アメリカキャピトル編集盤だってCDになる時代である。ぜひこのタイトル、曲順でCD化して欲しいなあ。。

今回はこのシリーズで発売された10枚の中から4枚を紹介する。
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まずアニマルズである。小生にとって、当時の英国バンドのヴォーカリストの中で傑出しているヴォーカリストがエリック・バードンである。間違いなく5本の指に入る。いや、3本の中に入るかもしれない。
このオリジナル・アニマルズ、メンバー編成が変わったエリック・バードン&アニマルズのレコードだって買い漁ったくらい好きである。ああ、エリック・バードン・・。

日本での1stはこの「アニマルズ/朝日のあたる家」である。文字どうり、当時大ベストセラーだった「朝日のあたる家」をA面の1曲目に入れて、あとは英国のファーストの曲を散らした構成。特にこの1stは、「朝日の~」をトップに据えているので、他の曲が非常にR&B色が強く聞こえる。ジャケットはアメリカでのデビューアルバムのジャケット。なんでもありなのである。
当時のブリティッシュ勢のボーカリストの中でも、傑出して「黒い」。間違いなくトップレベルのヴォーカリストはエリック・バードンである。
↓日本盤1stCD
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2ndも当時日本でも大ヒットした「悲しき願い」が1曲目。尾藤イサオのあれである。
Please Don´t Let Me Be Misunderstood- The Animals
http://www.youtube.com/watch?v=HHjKzr6tLz0&feature=related

そして、こちらも英国セカンドアルバムの曲が散らされている。しかし、ジャケットは英国1stのものと、ややこしい。本当になんでもアリである。
こちらは日本編集の1stに比べて少しポップな感じである。しかし、エリックの黒さは変わらない。

↓We've Gotta Get Out Of This Place/The Animals
http://www.youtube.com/watch?v=J1juG9Y8SEY&feature=related
↓日本盤2nd
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↓ほかに所有している彼らのCD。確か、あと2,3枚あったような・・。
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次にマンフレッド・マン。こちらは英国デビュー・アルバムとジャケットは一緒なのだけれど、やっぱり1曲目は日本独自にヒット曲の「ドゥ・ワ・ディ・ディ・ディ」。「シャ・ラ・ラ」を入れている。英国ではシングル曲、ヒットをアルバムに入れない風習があって(ビートルズもそう)、こういうアルバム構成が伝統的なのはやっぱりアメリカなのである。
収録曲は、アニマルズと同じように英国の1stに準じている。90年代に再評価された彼らだけれど、もう一度大いに再評価していただきたい。
しかし、演奏の力が非常に高くて、今の現役バンド、と言っても十分信じてもらえると思われる。
↓日本盤1st
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Manfred Mann - Do Wah Diddy
http://www.youtube.com/watch?v=Vsg
アニマルズは音が非常に良いのだけれど、マンフレッド・マンは盤起こしの様な微妙な音も含まれている。そして、英国オリジナルのCDに比べるとすこし曇っている音に聞こえる。
ビートルズの編集盤もそうなのだけれど、当時のオデオン盤は、少し音が曇っているように聞こえたり、明らかにヒスノイズが聴かれるものもある。これは、英国から送られてくるテープがコピーだったからかな、という気がするのだけれど、しかし当時の人もこれが全てだったわけで、変に音がクリアになっているよりも復刻版としては相応しいと思われる。
↓マンフレッド・マンのその他所有物。こうして見ると、彼らのアルバムは結構所有していますね(笑)
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そしてピーター・ヌーン率いるハーマンズ・ハーミッツである。
一時期はビートルズを凌ぐ人気を獲得したグループで、1965年にはビートルズよりレコードを売ったグループ。英国よりもアメリカで人気があったのも特徴である。ピーター・ヌーンは今でも現役で歌手をやってるそう。
↓日本盤1st
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↓その他の小生所有アルバム。ジャケットは同じだけれどこちらは英国オリジナル。
もう一枚は彼らが来日した際に、宿泊中のホテルの庭園で撮影された写真を使用したベスト。

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Herman's Hermits - I'm Into Something Good
http://www.youtube.com/watch?v=zxDh2sYQRpo&feature=fvwrel

そして、究極は当時のオデオンレーベルを復元した、CDのレーベル面。これだけで涙が出そうである。その他、ホリーズ、ピーター&ゴードン、スィンギング・ブルージンズ、ハーマンズ・ハーミッツ、ジェリー&ペースメーカーズ、ビリー・J・クレイマー&ダコタスである。

あと、ビートルズのデビュー・シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」がシングル盤で復刻された。
今年の10月5日でデビュー50周年である。その記念盤。
小生が購入したのは、なんと、アンディ・ホワイトがドラムを叩く「回収盤」(笑)。
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今のロックを作ったのは、ビートルズであり、そしてそれに続いた彼らである。
彼らが出てこなかったら、つまらない世界になっていただろう。
世界中が夢中になった音である。
次の第2弾で、デイヴ・クラーク・ファイヴ、そしてビートルズの日本盤、復刻してくれないかなあ。
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by hirowilbury | 2012-11-01 22:50 | 音楽