カテゴリ:ビートルズ( 24 )

Mcartney Ⅱ

あれは小学1年の春だったか。

すでにビートルズの「抱きしめたい」を聴いて、幼いながらも衝撃を受けていた小生が、
初めて4人の中のソロ・アルバムを「リアル・タイムの新作」として聴いたアルバムが、
この「マッカートニー2」だった。
当時ウィングスは新生ウィングスとなり、新作「バック・トゥ・ジ・エッグ」を引っさげ、
80年1月に日本公演を行なう予定だったのだけれど、ポールの大麻所持により、成田空港
の足を踏んだにも関わらず、中止。
親戚の7つ上の兄が、武道館コンサートのチケットを入手できたと、非常に楽しみにしてい
たのに、行けなくて泣いていたのを思い出す。
その後、ポールは日本の留置所に放り込まれ、演奏はせずに強制帰国となった。

その後ポールは、前年に自宅で録りためていた作品を纏め上げる。
当初2枚組の予定もあったそうだけれど、1枚にまとめられて発売。
70年のビートルズ解散から10年。初のソロアルバムのタイトルも「McCARTNEY」だった
けれど、お祝いの意味もかねて?「McCARTNEY2」として発売。

タイトルも続編であるなら、内容も前タイトル同様、議論を呼んだ。
しかし、ビートルズ時代と違って、まだウィングスは「存続」しており、ま、ポールのお遊び
だろうね、くらいの感覚で、おおむね歓迎で迎えられた記憶が。。
YMOみたいなテクノポップあり、インストあり、と思えば美しいバラードあり。
アルバムもヒットした。シングル「カミング・アップ」も大ヒットした。
個人的にも上位にランクするような作品ではないけれど、たまに取り出して来て聴いたりする。

しかし、このあと、ポールの人生を変え、ウィングスの存続すらなくしてしまうような
大事件が起こる。
1980年12月8日。
この日を鏡に、全てのポールの活動は一旦ストップする。

いわば、本人が望んでいたはずもないけれど、このマッカートニー2で、ポールのソロ活動
(ウィングスも含めて)は一つの区切りと言うことになる。
この後の80年代は、ポールにとって苦難の連続、となる。
ファンも同じく苦い思いをいっぱい経験した。

そんな、ポールの第一次全盛時代を締めたアルバム、「McCARTNEY2」が4枚組のデラックス
バージョンで再発売される。
3枚がCDで、1枚がDVD。

このアルバムへの世間の評判は、正直高くない。
しかし、ポールと言う人は、思いつくと実行しないと気がすまない人なので、仕方ないのだ。
当時はテクノが流行っていたからやってみた、という程度だろう。
とにかく思い立ったら止まらない。
レコードが収められている袋の自宅でのレコーディング中、作業に没頭するポールのシャツを
遊んでくれ!相手してくれ!と引っ張っている愛息(ジェイムス君?)の姿がそれを象徴して
いる(笑)

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しかし、それがポールなのだと言いたい。
今まで散々、ポールを聞いているというとバカにされてきた。
とくに80年代のビートルズ、特にポールファンに対する仕打ちは酷かった。
今でも覚えているからな、中学、高校時代にポールを馬鹿にした奴らは。
しかも、肝心のポールも意地になって変に力が入りすぎたアルバムや作品が増えてしまって、
ポールファンとしては言い返す術もなかったのである。
おそらく、ジョン亡き後、自分がやらなきゃ、という気持ちが、力みに繋がってしまったの
だろう。世間はポールに対して、王様に対して物申す事もない。
言うと「裸の王様」になりつつあった。

だから89年にコステロの助けを得ての「FLOWERS IN THE DIRT」で復活したポールを聴いたときは、涙が止まらない
くらい嬉しかった。笛や太鼓を持って、外を走り回りたくなるくらい嬉しかった。

と、つい話がそれてしまってけれど、「McCARTNEY2」を聴いて、自分が録り貯めてきた宅録の作品も「〇〇〇2」としてまとめてみようかな、と思ってしまった。
ちょうど20年前に宅録でアルバムを作ったことがあるので。。

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シングルになった「COMING UP」のPVは傑作です。
こういうポールのベタなセンスも好きです。
念のため、バックは全てポールが扮してます。
コーラスの2人は二人ともリンダ。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=cDBkySeyiDo

ウィングスの演奏による「COMING UP」
結果的に、これがウィングス最後の雄姿。
http://www.youtube.com/watch?v=sV-3aGnF714&feature=player_detailpage

今日はこれでおしまい。
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by hirowilbury | 2011-05-23 14:39 | ビートルズ

マッカートニー

ポールマッカートニーの最初のソロアルバム『マッカートニー』が6月にリマスターされて、
アナログ盤とCD3枚セット(DVDも含む)として発売されるそうなのだけれど、発売当
時のこの「マッカートニー」に対しての世間一般の評判は、かなり手厳しいもので、その当
時のことを考えるとこのアルバムの評価も変わってきたなあ、と思う。

1970年4月18日英国発売、その1週間前にビートルズ脱退宣言をしたのは他でもない、ポー
ルであって、そのポールが自分のソロアルバムを出す、しかもあのビートルズのポールが、
なのであって、世間の人々は、ポールが一人になってどんな音を出すのか、どんな素敵な曲
を出すのか、固唾を呑んで見守った。

このレコードは売れた。全米でも1位、全英でも2位。
しかし、内容を聞いて、世間は唖然となった。
「これがあのポールか・・・」
全ての歌、楽器を自分で担当して、唯一のゲストコーラスには素人のリンダ。
その直前に歴史的傑作である「アビイ・ロード」の主導権を握って作成した張本人のアルバム
とは思えない、その大きなギャップもあって、このチープな(幼稚とまで言われた・・)アル
バムは、世間で散々酷評された。

ビートルズ脱退宣言をしたのがポールだ、解散させたのがポールだ、という世間からの風当
たりもあった。完全に悪者扱いとしてスタートを切ったのも、世間からの攻撃の一因となった。
(実際にはポールが解散させたのではないのだけれど・・・)
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しかし、ポールのファンにとっては踏み絵みたいなアルバムであって、このアルバムが好き、
という人は多い。
阪神ファンがたくさんいて、巨人の事を悪く言う集団の中でも、ひっそりと巨人が好きな人が
いてるように。
このアルバムが好きな人は、間違いなくポールのアルバムを愛する事が出来る。小生もこの
素朴で暖かいアルバムが好きであって、今までも愛聴してきた。次作「ラム」も、ウイングス
のデビューアルバム「ワイルド・ライフ」も当時世間では酷評だったようだけれど、大傑作だ
と思っている。

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今日は久々に、アナログで「マッカートニー」を満喫した。
もう30年近く前のレコードで、プチプチとノイズが入るけれど、気にならない。
個人的には、ポールのアルバムの中では決して5本の指には入ることはない
しかし、着馴染んだセーターみたいに、飽きの来ない、小生が小学3年の時に購入した(して
もらった)、ひっそりと今でもレコード棚から取り出して、1人ヘッドフォンで聴いている、
ポールの愛聴盤である。

リマスターされても、このアルバム独特の「温もり」とか「アナログチックな音」が削がれな
い事を祈ってます。
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by hirowilbury | 2011-05-03 18:03 | ビートルズ

赤盤・青盤

今日は仕事始めだったのだけれど、やはり、久しぶりだったからか、凄く疲れた。
新年があけて初日の職場というのは独特な雰囲気があって、なんかまだ仕事に
身が入らなくて、さて、明日から頑張るか、位の気持ちで始まるのだけれど、
今年は少し違って、初日からトップスピードに近い仕事量になってしまった。
う~、少し先が思いやられるなあ、なんて思いながら1日終わりました。

相変わらず、新しく入手したCDは、愛用のネットワーク・ウォークマンで、通勤
の時に愛聴しているのだけれど、今日は年始めでもあったので、ビートルズの、
赤盤・青盤を聴きながら通勤してみた。
知らない人の為に書いておくと、赤盤(1962-1966)、青盤(1967-1970)と
いう、非常に優れたビートルズのベストアルバムであって、全曲がオリジナル・
アルバムを購入すれば聴ける曲ばかりだけれど、これだけ聴ける筈の曲が並んで
いる、リマスターCDが発売されるというだけで盛り上がってしまうのは、やはり
「この曲順・曲目」に思い入れが強い人が多いということなのだろう、きっと。
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選曲には、メンバーであったジョージ・ハリスンが直接関わった、というのが人
気の根本にあったみたいだけれど、どうも、最近ではそれも誤った情報だった、
との説が出てきているみたい
(当時、ビートルズ解散後もビートルズの作品をマネージメントしていたアラン
・クレインの選曲では?との説が有力)。

しかし、選曲したのが誰であれ、そもそも赤盤自分が母親に頼み込んで買ってもら
った初めてのビートルズのLPであって、とにかく個人的に思い入れは強い。
確か、小学3年生のクリスマスに買ってもらったのが、赤盤(1982年に出た、限定
ビートルズ結成20周年記念カラーレコードってやつ)。

とにかく、来る日も来る日も繰り返し聞いた。
このブログのタイトルにもなっている「paperback writer」とか、「Nowhere
man」なんかは、なんと、当時テレビで放映されたビートルズ日本公演での演奏
しか聴いた事がなかったので、このレコードのスタジオバージョンを聞いて「なん
てコーラスが凄いんだ?」って思ったことを今でも思い出す。
(この2曲の日本公演バージョンは酷かったので、特に・・・)


ビートルズというグループは非常に不思議なグループで、既に世に出ている曲を並
べ替えて流すだけで、1曲1曲の顔が変化して、聞こえ方が変わったりする。
これは他のアーティストでは考えられないことであって、なので、ビートルズという
のは新しい編集アルバムが出ても、例えそれが既発の曲であっても、バカ売れするのね。


久々に赤盤の曲順で、聴いていたら非常に懐かしい気分になった。

で、帰宅して、所有している赤盤・青盤を調べてみたら、アナログが各4種類、1993
年に初CD化された時のCD1セットを入れると、写真のとおりになった。
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今回、2009年のリマスターバージョンの音が使われて、音が良くなって、再発売
されたことは非常に嬉しい。
あ、知らない人の為に言うとくと、ジャケットの4人はずっと下を見ていて、年月が
流れて歳を取ったわけではないので、あしからず(笑)

今日はこれでおしまい。
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by hirowilbury | 2011-01-05 23:22 | ビートルズ

はじめまして。

明けましておめでとうございます。
新年が明けると同時に、ブログを立ち上げました。
といっても、個人的な日記みたいなもので、その日に聴いた音楽とか、
たわいのない出来事を都度アップしていきたいと思います。

昔、「Paperback Writer」という新聞を作成していました。
高校生のときなので、もう、20年以上も昔の話だけれど。
もちろん、新聞名はビートルズの曲からいただいて。
すでに新聞をストップしてから、約16年が経ちました。

愛読していただいた方々にとっては、懐かしいと思って下さる方もいる
ことでしょう。もう覚えていない方もいらっしゃるかもしれません。

まだまだ地味ですが、これから目標として、2日に1回くらいはアップ
できれば、と思っていますので、末永くよろしくお願いします。

早速・・・。
今年最初に聞いたアルバムはこれ、Paul McCartneyのビートルズ解散後
2作目となるソロ・アルバム「ラム」です。発売は、まだビートルズの解散
の余韻が残っていた1971年。
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今年は、この「ラム」が発売されてから、40年が経ちます。
ビートルズが公式にデビューしての実活動期間が8年と考えると、ポール
のソロ活動(ウィングス時代も含めると)、41年目になるわけで、これ
はこれで、凄いことですね。
未だに現役で世界各国をツアーしているポール、今年は日本に来てくれない
かね。。。

という訳で、まだまだ荒削りながら、ビートルズの幻想を必死で振り払おう
と、もがきながら、ポールとリンダで作成したポール、渾身の名作です。
当時は、ビートルズを解散させた張本人、という悪役のイメージからか(本
当はそうじゃないんだけど・・)、当時あまり高い評価は得られなかったそ
うだけれど、年月が経つにつれてその評価は高くなってきました。
ざまーみろ。
ジャケットも手作り感覚で、大好きです。

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ジョンにはアルバム「イマジン」のおまけ写真で茶化されてたけど(笑)。
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ポールの羊=RAMに対して、ジョンはブタを掴むという、可愛い(笑)技に出た
わけです(笑)。
当時、ジョンとポールはよく、自分の作品の中で、お互いを茶化していたものです。
これもジョンとポールの兄弟喧嘩みたいなもので、今となっては笑ってしまいます。

と、ポール、特にジョンとポールについて書き出すと、ついつい熱くなって
しまうので、今日はこれくらいで・・。
最初のログだし(笑)

という訳で、これからもよろしくお願いします!
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by hirowilbury | 2011-01-04 16:27 | ビートルズ