今日は久々に振り替えで休みだったので、コートを買いに出かけた。
大体、小生が所有している服は、暑い時に着るものか、寒い時に着るもの、極端に分かれる。
なので、春先とか秋口に着るものには困ってしまう。
春先に冬物を着ると暑すぎるし、秋口に夏物を着ていると恥ずかしい。
なので、間の間に着るコートを買った。
これなら大丈夫だろう。当分。

元々寒いのは嫌いではないので、寒くても苦にはならない。
よっぽど、夏のほうが苦手であって、夏なんて脱いでも脱いでも暑い。
冬は着ればよい。
その中間の秋が一番好きなのだけれど、今まで秋物を持っていなかったのが不思議である。
多分、秋口の一番良い時期に仕事に追われて、プライベートを過ごす時間が少ないからだと思われる。
毎年、ふっと息をついたら冬になってしまう。

冬になるとビートルズを聴くようになる。
今まで理由はあまり考えた事がなかったのだけれど、よく考えてみると、小生のビートルズ人生は殆どが冬に起こっていることがわかる。
小生がビートルズを意識して来た時間をリアルタイムで追ってみると、
・ウィングス来日公演中止・ポール逮捕(1980年1月)
・ジョン・レノンの死(1980年12月)
・ポール日本のテレビ出演(1987年11月)
・ポール来日(1990年3月)
・ジョージ来日(クラプトン競演)(1991年12月)
・ポール再来日(1993年11月)
今思いついただけでこれだけあって、殆どが寒い冬の時期である。
そして、
・ジョージ・ハリスンの死(2001年11月29日)
となる。

小生に限らず、ビートルズは冬、というイメージがある人は多いのではないかと思われる。
ちなみに、個人的にも今でも交流のある友人も、ジョンレノンの追悼コンサートで出会ったので、1992年12月8日、ということになる。

今日はジョージが亡くなって10年。
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1日ジョージのアルバムを出して聴いているのだけれど、この人のレコードを聴くといつも元南海、元ヤクルト監督の野村克也を思い出す。
「長嶋がヒマワリなら、自分は月見草」という言葉。
これは、ジョージにも当てはまるように思われる。
ジョン、ポールを長嶋とするなら、ジョージは野村克也。
長嶋(ジョン・ポール)の天才的なひらめき、才能ではなく、人生を悟ったような感触。

今日は1日ジョージです。
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by hirowilbury | 2011-11-29 14:08 | ビートルズ

先日、大きな箱が届いて、時間もなかったのでそのままにしておいたのだけれど、ようやく本日その箱を開いた。ザ・フーの四重人格(クオドロフェニア)のボックスセット。

フーのレコード中では一番好きなレコードであって、世間では「トミー」、「フーズ・ネクスト」なのだけど、個人的にはこのレコード。
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日本では、他のフーのアルバムに比べると中々CDにならなかったし、レコードも長い間廃盤状態が続いたように思う。
このレコードは、ピート・タウンジェントの少年時期の経験がそのままストーリーになっているといってもいい。ピートは悩み多き少年であって、自身の鼻の高さだって、他人が聴くと笑い話で済ましてしまうかもしれないけれど、本人からすると重要なのである。
そういう人の痛みが分らない人間がこのレコードを聴いても中々理解出来ないのではないかと思われる。
個人的には、こういう風に自分の人生を音にする人は、一生ついていきたいと思っている。
こういう風に、自分の事を吐き出して、レコードにすることが出来て、それを名作にしてしまうミュージシャンというのは、小生の知っている限り、ピート・タウンジェントとジョン・レノンだけである。
このボックスには、オリジナルアルバム2枚組みと、さらにその元になったピートデモが2枚にCDに収められていて、このデモが凄い。
すでに世に出ているものもあるけれど、基本未発表であって、デモの時点で完成している。
そういう意味では、ブライアン・ウィルソンと同じ匂いを感じる、ピートには。

このレコードを題材に1979年、映画が制作された。
「さらば青春の光」。
言うまでもないけれど、主人公はピート自身と言っても過言ではない。
このレコードが元だからね。
小生の大好きな映画である。みんなも、是非見てね。
イギリスの60年代ってこうだったのね。

近いうちに、30年近く経って、続編が制作される、という話もある。

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by hirowilbury | 2011-11-23 20:37 | 音楽

制作に入って、途中で挫折してしまって、しかし、「もし発表していたら世紀の名作」になったであろう、と後になってから言われるアルバムというのがあって、しかし、発表しなかったのだから、完成しなかったのだから、結局未完成品なのである。
こういうアルバム達が、60年代に集中しているのも面白い。

フーの「ライフ・ハウス」も結局ピート・タウンジェントの構想が大きくなりすぎて、途中でアイディアが壮大になりすぎて、結局断念。
完成していたら、間違いなくロック界を代表する大傑作になっていたと思われる。
「フーズ・ネクスト」と名を変えて発表して、今では名作として聴かれているけれど、本人はずっと「フーズ・ネクスト」のことを「ライフ・ハウスの出来損ない」と言っていた。(今ではそれなりに気に入っているのだろうけど・・)

ビートルズにだって、ある。
解散間際に「ゲット・バック」という、スタジオ一発録りの原点回帰アルバムを作成したのだけれど、こちらは結局完成したけれど発表されず、形を変えて「レット・イット・ビー」に生まれ変わった。
もし、「ゲット・バック」が発表されていたら、ビートルズの歴史も変わっていたかもしれない。
アルバム「レット・イット・ビー」をフィル・スペクターが再編集しなければ、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の出来に対して、ポールが怒ったりしなかったのだから。
今となっては分らないけれど。

ブライアン・ウィルソンはビートルズの「ラバー・ソウル」を聴いて、シングルの寄せ集めではなくて、アルバムとして一つの作品として仕上がっている事に衝撃を受けた。ブライアンが耳にしたのは、イギリスオリジナルの「ラバー・ソウル」ではなくて、アメリカ独自の編集になっていた「ラバー・ソウル」だった、というのは少し皮肉だけれど、それの回答として「ペット・サウンズ」を作る。
↓米国版「ラバー・ソウル」。1曲目が「ドライヴ・マイ・カー」ではなく
 「アイヴ・ジャスト・シーン・ア・フェイス」
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↓当時ファンからは理解されなかったけれど、ミュージシャンの間では絶大に支持をうけた
「ペット・サウンズ」
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それを聴いたポール・マッカートニーは、「ペット・サウンズ」に感動して、「サージェント~」の構想を思いつき、それを作った。
それを聴いたブライアンは、あまりの衝撃ために、創作意欲をなくしてしまって、人前には姿を見せなくなり、一線から引きこもってしまう。
「サージェント」を聴いて、途中で挫折してしまったアルバムこそこのビーチ・ボーイズの「スマイル」である。
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曲の断片は、「スマイリー・スマイル」とか「サーフズ・アップ」とかにちりばめられたけれど、しかし、それはこのアルバムのための「未完成品」を再録音したものであって、当時評価する人は少なかった。
今までも何度か、このオリジナル・バージョンがボックスセットや、禁断のブートなんかで聞けたけれど、勿論ブライアン自身がオリジナル・バージョンを元に纏め上げたのは、初めてであって、製作開始(1966年)から数えて、45年が経って発表された。
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これが出てい「たら」、「れば」、その後のビーチ・ボーイズの歴史が変わっていたのだろうか?
よく分らないけれど、そういう妄想を持ちながら聴くのが、今となっては正しいのかもしれない。
歴史は変えれないのだから。
裏ジャケにもブライアンの姿はないし、封入のブックレットには写っているけれど、しかし、目は虚ろである。おそらく、当時これを制作していても、実質ブライアン1人で構想を練って、ミュージシャンも殆ど外部のメンバーを起用して、ビーチ・ボーイズのメンバーはコーラスと歌、というパターンが多かったみたいなので、メンバーからは不満を持たれ、内容も理解されなかっただろう、きっと。
結局、ビートルズにはジョンがいて、ポールがいて、ジョージがいて、リンゴがいた。
しかし、ビーチ・ボーイズにはブライアン1人しかいなかった、ということだろう、きっと。
メンバーの中にパートナーを組める人間がいれば、ブライアンの歴史も変わっていたかもしれない。
そう思うと、何とも気の毒な気持ちになってしまう。

↓小生は今回、アナログ盤を購入しました。
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ブライアンは今回、このアルバムを纏め上げるのに、当時の音源を聞きなおしてどう思ったのだろう
。個人的には、辛かったと思うけどな。
しかし、「ワンダフル」と「サーフズ・アップ」は美しい。鳥肌が立つ。
↓「サーフズ・アップ」
http://www.youtube.com/watch?v=8WUI4DhUfnw&feature=related
↓「ワンダフル」
http://www.youtube.com/watch?v=muSou79UFXQ
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by hirowilbury | 2011-11-04 16:57 | 音楽