最近のCDあれこれ

今年に入って入手したCDというのは、レコードを含めると何枚くらいになるだろう?
今まで数えた事はないのだけれど、一度数えて見た。
しかし、分らない。
昔ならばカウントするのも簡単だったはずである。
100枚や200枚購入していても、これは今年購入、などと区別が出来たはずである。
ちゃんと当時はリアルタイムで新作を聴いていたし、昔の復刻盤を購入する機会も少なかったからね。

↓初公開小生のCDラック。スライド式です。CDケースは特殊盤以外ソフトケースに入れ替え。
 容量は3倍になります(笑)。1列に120枚ほど入ってると思われます。
 A~Zまで仕切りをつけてます(笑)。
 正式には数えたことないですがこのラックだけなら4千枚ほど?(笑)
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しかし、最近はめっきり純粋な新作を聴く機会は少なくなった。
小生にとって魅力的な新作が少なくなった、という事なのかも知れないし、小生が知らないだけなのかもしれない。
知らないだけで、優れた作品だっていっぱいあるのだろう、きっと。
知らない間に名作が発売されていて、それを小生は聴かずに終わってしまっている事だってあるだろう。

とは言っても、新作が発表されたらずっと聞き続けているアーティストというのもある。
代表的なもので言うと、言うまでもなくポール・マッカートニーもそうだし、ニック・ロウ、エルヴィス・コステロ、そしてロン・セクスミスもそうである。レイ・デイヴィスだってそう。キンクスはもう新作をださないのだろうか?
そして、aikoとニール・ヤングも聴き続けている。

60年代、70年代から80年代にかけて活躍したミュージシャンで、その当時の作品を聴いていた人のレコードというのは殆ど新作が出ると聴いているな。
結局、小生の「90年代デビュー」の人への感度が低いのね。
そういう意味ではaikoは珍しい。しかも邦楽である。小生を知る人からすると、やはり意外なんだろうね。
昔から小生のことを知っている人は「あ、やっぱり好きだろうね」っていうだろうけど(笑)。

という訳で、最近入手した2枚のアルバムを。
他にも色々入手しているのだけど、今日はこの2枚で許してね(笑)
最近、ブログのために準備していたものが堪ったので、今日はこの2枚を、




★aiko「時のシルエット」
小生が彼女のアルバムを書くのは意外と思う人が多いと思われる。
しかし、小生はデビュー前のインディーズ時代から聴いていた。
90年代の邦楽に疎い小生がなぜ彼女のアルバムを聴いて来たのか、勿論理由はあります。
しかし、ここでは書けません(笑)。

↓初回限定のジャケ。
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彼女のアルバム発表の間隔が2年3ヶ月も空いたのは初めてだそうである。
前作「BABY」がかなりロック色の強いもので、今までのaikoファンの間では賛否両論があったようである。
新しいことをしようとすると、今までの方が良いと言う。
同じ路線で進んでいると、マンネリ化とか言う。
ファンなんて勝手なのね。
そんなん、ほっとけaiko(笑)。
しかし、今回は概ね大歓迎で迎えられるのではないか、と思われる。本来のaiko節なのね、結局。
評判も良いみたい。
ちゃんといつもの「初回盤のお遊び」も健在だし。
↓CDのトレイを外してバックトレイを下からめくると、あら不思議。
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1年ほど前に2枚のベストアルバムを発表しての新作だから、とにかく活動にひと段落を付けたかったのだろう。本来の「メロディの良さ」に磨きがかかったように思える。

彼女のアルバムから聞こえてくるのは「頑固さ」なのであって、自分の信念は基本的に曲げない。
その辺りが他の日本のミュージシャンよりも一歩抜きん出ていて、洋楽を聴くファンからも支持される要因だと思われる。特に60年代、70年代あたりのポップス、ロックを好きなファンは彼女の音楽性を高く評価しているのである。つまり、そういうことだろう。
 
椎名林檎とは友人だそうだけれど、しょっちゅう音楽のことで喧嘩するらしい。
しかし、翌日には仲直りしているそうなのだけれど。
この二人は、意外とロックファンからの支持がある。
なぜか、それは頑固者だからだろうね、きっと(笑)
 
あまり知られていないのだけれど、彼女のアルバムのプロデュースは自分で手がけている。
自分の作品は自分で片を付けたい。落とし前を付けたい。
それはミュージシャンにとって当たり前のことであって、ちゃんと責任を自分で取る勇気があるのである、そのあたり、ある意味男らしいミュージシャンである。

曲の配列もそうだけれど、商品自体に色々隠しオマケをつけて遊んでいるあたり、古い音楽ファンに受ける要因なのね。音楽は形はないけれど、ちゃんと商品としてはファンとして持っていたい。
そのあたり、aikoに遊ばれているのね、ファンは。
でもファンはその遊ばれるのを望んでいるのだから、それでいいのである。

このアルバムもスタートはミディアムテンポの「Aka」であって、このスタートはザ・バンドの 「ミュージック・フロム ザ・ピンク」の「ティアーズ・オブ・エイジ」を彷彿させる。
今の日本のミュージシャンのアルバムって、1曲目からアップテンポが多いのだけれど、そのあたり、aikoはよく理解しているのである。
前にも書いたけれど、5枚目の「夢の中のまっすぐな道」のオープニングも「青い光」もそうだったな。全盛期のアーティストが、こういう風にアルバムをスタートさせるのは非常に勇気がいるのであって、そのあたりアッケラカンと実現してしまうのも彼女の凄いところである。
 
しかし、小生が一番気になっているのが、番組とか映画とかCMとかのタイアップ曲が多い事であ る。今回も6曲がそれに当って、アルバムは13曲なので実質的に7曲が純粋な新曲と言うことになる。
小生は基本、彼女のシングルまでは聴いていない(シングル「三国駅」まではちゃんと聴いてたんだけどね)から純粋に全てが新曲なのだけれど、これでいいのか、と思ってしまったりする。
長い期間かけて7曲を録音するのだから、アルバムの完成度も高くなる、ということなのだろう。

↓アルバムのCM。2種類あります(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=Tal69Ps3OYI
http://www.youtube.com/watch?v=lrA3quymfjg&feature=relmfu

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★「Amricana」 NEIL YOUNG with CRAZY HORSE
ニールヤングが2000年代に入ってから発表したアルバムというのは、なにかの冗談かと思ってしまう。音はいつものニール・ヤングなのである。しかし、作品にニール・ヤングらしさが見えない。
自分の国を批判する作品もニールらしくていいだろう。
しかし、ずっとそれが続くとね。
小生はニールに「自分の人生と照らし合わせたロック」を歌ってほしい。
あの奇跡の「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」のような。
どちらかと言うと、2000年代に入ってからのニールは、「過去の清算」だと思っている。 

↓新作「AMERICANA」
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彼のアルバムは、新作が出ると必ず聴いている。89年の「フリーダム」以降は全て聴いていると思われる。
90年代初期にはクレイジー・ホースとガンガンのギター・ノイズ・ミュージックを展開したかと思うと、「ハーヴェスト・ムーン」のように、昔の仲間を集めて、20年前の自分の作品を振り返った作品で昔を懐かしんだり。
この人の作品は、ひと縄筋ではいかない。
出る作品出る作品が、都度違うのであって、聞き手も予想が出来ない。
恐らく本人も予想できないのだろう。
とにかくじっくり作品を作ったかと思うと、いきなり1年ほどの短いインターバルで予想もしなかった荒々しいアルバムを出したりする。それがニール・ヤングなのである。
こちらも重々承知しているのだかれど。だけど、しかし・・・。
 
今回は、全てカヴァー曲であって内容も1800年代をはじめ、全てアメリカで歌い継がれてきた歌を
歌っている。「オー・スザンナ」なんかもやっているし、締めくくりは「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」である。

↓アルバムの内容を記しているジャケット貼付のシール
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しかも、今回は久々にクレイジー・ホースとの競演であって、聴く前からある程度音の方は
予測できたのだけれど、久々に興奮した。
恐らくアメリカで昔から伝わる民謡的な曲を、メンバーを集めて、延々とスタジオでかき鳴らし続けたのだろう。アルバム全体も非常に荒々しくて、編集も最低限だと思われる。
ミストーンから何から、ほぼカットせずに収録しているのがニールらしい。
リハビリの56分間である。

↓輸入盤にしては?豪華なブックレット。ちゃんと歌詞カード(勿論英詩)つき。
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しかし、このアルバムを聴いて興奮すると言うことは、やはり最近のニールの作品は精彩を欠いているということなのかもしれない。作品が綺麗過ぎたのだ、最近のニールは。最近、自分の作品をアーカイヴして再発売したりして、自分の足元をもう一度見直したのかもしれない。
本当は彼のオリジナルが聴きたいけれど、今のニールにとってはこれがリハビリになるのかもしれない。 長いことミュージシャンを続けていると、こういうこともあるのだろう。
しかし、ニールは一生聴き続けて生きたいミュージシャンの1人である。

↓アルバム「Americana」なんと全曲聴けます(笑)!
http://www.youtube.com/watch?v=3_71FA0V-P0
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by hirowilbury | 2012-06-25 19:21 | 音楽

昔からカヴァーアルバムって言うのが好きで、有名な曲を有名な歌手が歌ったりするとつい買ってしまったりする。黄金のヒット曲を、プロで百戦錬磨の歌手が歌うのだから、悪いわけがないのであって、しかも、なんか、すごく偉い感じがするから好きなのである。
「歌手〇〇、ゴールデンヒッツを歌う!」みたいな感じで、強そうな感じがするじゃないか。
小生は「グレイテスト・ヒッツ」なんてタイトルのアルバムを見つけてしまうと、思わず感嘆してやぱり聴きたくなってしまう。恐らくシングル盤を聴いて育った世代だからだろう、きっと。

友人にそういう話をしたことがあって、それを覚えてくれていたのだろう、昔CDをプレゼントされたことがある。
なんとそれは由紀さおりが歌う童謡歌集だったのだけれどね(笑)。

最近は昔の曲をアルバムでフルカヴァーするアーティストが多くなったような気がする。
しかも、「ヒット曲」中心ではなくて、「隠れた名曲」というのをカヴァーするのだな、最近これが。ロッド・スチュワートはソング・ブックと題して何枚もカヴァー曲ばかり集めて歌ったアルバムを出したりもしている。ポール・マッカートニーでさえヴォーカル・ジャズをカヴァーしたアルバムを出したりした。
あ、トータス松本がサム・クックのアルバム「ツイスティン・ナイト・ザ・ウェイ」を丸々カヴァーしたアルバムってのもあったな、最近。

つまり、もう音楽、曲を作るにもネタが切れてしまったのだろうか、と思ったりしてしまう。
名曲ばかりを歌っているのだから、アルバムの出来もそれぞれが素晴らしいのだけれど。
しかし、ロッドはあれでいいと思うのだけれど、ポール・マッカートニーにはちゃんとオリジナルで埋め尽くしたアルバムを出していただきたい。今回あれで一休みしたのだから、世界をあっと言わせるような名作を、あの「ワンダー・ラスト」や「バンド・オン・ザ・ラン」のような、聴いているこちらが笛や太鼓をもって走り回りたくなるような名作をもう一回作っていただきたい。

ルーマーのセカンド・アルバム「BOYS DON'T CRY」が発売された。

↓古きよき時代を思わせるジャケットも良い。
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彼女はパキスタン生まれながらイギリスでデビューした、遅咲きのシンガー・ソングライターである。聴いているとカレン・カーペンターみたいな歌声に、うっとりしてしまう。
リタ・クーリッジみたいに聞こえる時もあって、非常に美しい。

1stアルバム「Seasons of My Soul」 は2010年の発売なので、2年ぶりの新作ということになる。
基本、オリジナルで固めた前作と違って、今回は全てカヴァー曲である。
前にも書いたことがあるのだけれど、よく出来たデビューアルバムというのは、アマチュア時代のストックされた曲なんかがあったり、初々しいそのアーティストの生の感覚があるので、ダイアモンドの原石みたいにピカピカに輝いている。
だからファンは支持する。大いに支持する。
しかし、セカンドになると世間の期待も大きくなってしまって、自身のプレッシャーもあるのだろう、ファーストに比べてこじんまりしたものになってしまうことが多い。
結局その後泣かず飛ばず、というミュージシャンを幾つも見てきた。

今回、ルーマーのアルバムは全てカヴァー曲である。
一度自分の足元を見直して、もう一度自分の好きな歌を歌う、という原点に戻ったのだろう。
ジミー・ウェッブ、トッド・ラングレン、ポール・ウィルアムズ、ホール&オーツなんかもある。
ギルバート・オサリバンもやってたりする。
更に、ニール・ヤングもあったりする。ニール・ヤングのカヴァー「ア・マン・ニーズ・ア・メイド」は美しい。

↓オリジナルアーティストのアルバムジャケをインナーに掲載。
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そのあたり、10代や20代前半でデビューしたアーティストと違って、アマチュアを10年経験して、31歳でデビューした下積み時代の経験が生きたのだろう。自分の足元をしっかり見ることが出来るアーティストなのだろう、きっと。
バート・バカラックが絶賛した歌声も相変わらず健在であって、聴いていて惚れ惚れしてしまう。
全てが男性歌手のカヴァーというのも、彼女自身の歌唱力の自身の表れのようにも思える。

↓レオン・ラッセル、ニール・ヤングのカヴァーも美しい
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↓アルバムからホール&オーツのカヴァーを(PCのみ試聴可?)
http://www.youtube.com/watch?v=ddYZ33vN4h4&feature=related

↓1stシングル「P.F.SLOAN」ジミーウェッブのカヴァーですね(PCのみ試聴可)
http://www.youtube.com/watch?v=ZZApRNG5P-w

非常に完成度が高いアルバムであるけれど、彼女にとっては次作へのプロセスに過ぎない。
恐らく、近いうちに彼女が歴史的名盤を生み出すのもそう遠い先ではないな、きっと。
このアルバム、内容は小生が保証する。
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by hirowilbury | 2012-06-11 20:10 | 音楽

ビートルズ4作目の映画「イエロー・サブマリン」がDVDとブルーレイで新装発売になった。
1999年に5.1ch化した映画のDVDと、リミックスしたCDがでたけれど、その画質をはるかに上回っている。これが1968年の作品であることが信じられない美しさである。
↓輸入盤と日本盤、発注ミスで2枚届きました。。トホホ(泣)
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↓オマケのセル画。透明です。
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↓同じくオマケのシール。勿体無くて使えません(笑)
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アニメーション映画であって、4作目といっても直接ビートルズは制作には関わっていない。
なので、最初映画のために新曲を、と頼まれても4人は乗り気ではなくて、「サージェント」でのアウトテイクや、没になっていた曲をあっさり提供して、いわばやっつけ仕事だった。
しかし、映画が完成してみると、その完成度の高さに4人は驚いて、映画の最後に少しだけ自らが出演する事を決めた、という逸話がある。

↓ビートルズが登場する最後の場面。「ALL TOGETHER NOW」の字幕「さあ皆さんご一緒に!」という文字を見ると、何故かウルッと来ます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=_sAKRpjmZj0

ビートルズは5作の映画を残しているけれど、恐らく一番完成度が高い作品がこの「イエロー・サブマリン」ではないかと思われる。
アートの世界、そして当時のサイケデリックな世界もしっかり描かれているし、何しろ「第三者」が描く「ビートルズ」がしっかり描かれている。そのあたり、ビートルズの4人自身も完成度の高さに、びっくりしたのではないだろうか?
ビートルズと言うグループは、自らの才能を良く分っていないところがあって(特にポール)、人に言われるまで自分達の才能に気づかない、というところがある。
そのあたり、彼らの現役時代、こういう風に第三者が彼らのイメージを描くと、もっと状況は変わっていたかもしれない、と思うのは小生だけかな。

小生がこの映画を初めて見たのは、ビートルズ・ファンクラブ(当時は「ビートルズ・シネ・クラブ」だったかな?)でのフィルムコンサートであった。しかし、フィルムに傷がかなり入っていて、しかも(当然ながら)モノラルであった。
その後に見たのは、今では信じられないけれど1988年ごろにサンテレビでなんと「イエロー・サブマリン」の日本語吹き替え版が放映された。それもフィルムにかなり傷が入っていて、しかも当時の小さいモノラルテレビで観た程度であった。
なので、今回のリストアされたフィルム、左から、右から音が飛んでくる5.1chサラウンドの音は凄まじい。映像も音声もだけれど、所々挿入されているビートルズの曲が5.1chで聞こえてくる様は、幸福である。
オリジナルアルバムも、限定発売でいいから、リミックスすればいいのにね。

ストーリーは、「昔むかし、この世に楽園がありました。そこはペパーランドという名で、音楽に満ち溢れた素晴らしいところでした。しかし、空飛ぶグローブと、軍隊を率いたブルー・ミニーズが音楽を追放し楽園を破壊すべく宣戦布告をしたのです。ビートルズのジョン、ポール、ジョージ、そしてリンゴがペパー・ランドをブルー・ミニーズから守り、平和を取り戻すために立ち上がりました」というものである。


ビートルズは他にも現役時代に4本の映画を残している。
1本目が言うまでもなく「A HARD DAYS NIGHT」(ビートルズがやってくる。ヤア!ヤア!ヤア!)である。監督はリチャード・レスター。1964年の作品。
英国独特のユーモアセンスのある人で、ある意味「くだらない」ギャグの塊である。
しかし、彼のセンス、好きです。
邦題の「ヤア!ヤア!ヤア!」というタイトルは、あの水野晴雄が付けたらしい。
恐らく「シー・ラヴズ・ユー」のイメージがあったのだろう。イカしてるタイトルだと思う。
内容は、普段どおりのビートルズを描いた、素晴らしい映画だった。とにかくビートルズが走っている。自由である。モノクロであるけれど、まさにこれがビートルズ、という傑作である。
世界中の少年に与えた影響度で言うと、彼らの映画の中でもNo.1だろう、きっと。
小生もその1人である。

↓昔購入したレーザーディスク(LD)とDVD。
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2作目が「HELP!」。同じくリチャードレスター監督。
前作がモノクロだったにに対して、今回はカラー。総天然色なのである。1965年作品。
内容は、前作と違ってちゃんとストーリー、脚本もきっちり書かれていて、映画としての世間的なウケとしてはこちらに軍配が上がるかもしれない。
これもドタバタコメディーであって、かといって、ちゃんと4人のキャラは普段どおり描かれているし、このあたりビートルズが選ぶスタッフには間違いがない。

↓「HELP!」のLDは2枚持ってました(下はDVD)。ジャケの写真は裏焼き?字幕の違いも風情があります。
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3作目は、これまでと異なってテレビ用に制作された1時間映画「マジカル・ミステリー・ツアー」である。マネジャーのブライアンが急死してしまって、ポールが主導権を握って制作した今で言う、プロモビデオ(今は言わない?笑)の走りである。1967年作品。
確かに、ストーリーは殆どなくて、ただバスに乗って「マジカル・ミステリー・ツアー」に出かけ、そこで起こった事をフィルムに収めた、というもの。
当時は「ビートルズ初の失敗作」として酷評された。
当時は、英国も白黒TVが主流で、この映画はカラーで観て初めて素晴らしさが分るものである。
後になって、再評価された。先を行き過ぎたのである。さすがはビートルズ、さすがはポールである。「アイ・アム・ウォルラス」の演奏場面は、今見ても美しい。

↓「マジカル・ミステリー・ツアー」は未DVD化。未だに1988年購入のLDを観てます(笑)。
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4作目が「イエロー・サブマリン」で、5作目があの「レット・イット・ビー」である。1970年作。
これはアルバム制作の模様を映像で記録しようと制作されたものだけれど、結局解散へのフセンに
なってしまった悲しい映画である。唯一正式に発売されていないのも、当時の嫌な思い出があるのだろう。ファンとしては早く、トップ・ルーフ・コンサートを綺麗な映像で観たいのだけれどね。

↓まだ正式に商品化されていない映画「レット・イット・ビー」。これはブート。昔民放で放映されたSONY提供番組のVDが他にあります(笑)
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今回あわせて、1999年にリミックスされたサウンドトラック盤も再発された。
当然、リマスターされているのだろうと思って購入したけれど、残念ながらノン・リマスターだった。リミックスで十分音が良くなっているのだから、いいのだけれど、ちょっと残念。
↓今回再発されたリミックス盤CD。パッケージがエコジャケに変更。音はノン・リマスター。
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↓1999年発売の限定アナログ。盤が黄色(笑)他に通常の黒盤もございます(笑)
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オリジナルの「イエロー・サブマリン」はA面6曲がビートルズ、B面がジョージ・マーティン・オーケストラによるサウンドトラック集だった。
↓これがオリジナルの「イエロー・サブマリン」。B面はG.マーティンオーケストラのBGM。
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リミックス盤は、映画の中に使用されたビートルズの曲のみをリミックスしたものが15曲収録されている。
小生としては、オリジナルのマーティンオーケストラのサウンドトラックも好きなので、どちらが好きとは決められない。

最近はビートルズの音源や、映画、思ってもない映像が綺麗な映像で観れるようになって幸せである。こうなったら、とことん出して欲しい。こっちも、ずっと付き合う覚悟である。

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↓オマケにこれを。金沢明子シングス「イエロー・サブマリン音頭」。制作は大瀧詠一です。
シングル盤は小学6年のときに買いました。

http://www.youtube.com/watch?v=cUKGC_5OoWU
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by hirowilbury | 2012-06-07 19:50 | ビートルズ