アップするのが久々になってしまった。
最近はfacebookなるもので、アップしてしまうことが多くなって、こちらが少し疎かになってしまいました。毎日たくさんの方が観て下さっているようなのに、すみません。

しかし、あのfacebookというのは何年も会っていなかった友人といきなり出会ったりして、しかもそれが田舎の友人であったりしたら当然その田舎の風景の写真が多くアップされていたりして、その瞬間忘れていた昔の記憶が蘇ってきたりする。
痛痒いくらい、記憶が蘇って来て、自分には田舎というものがあったのだなあ、と実感したりする。

よく考えたら生まれ育った田舎には18年、そして高校卒業と同時に就職して田舎を離れてからもう21年が経つのである。
もう人生の半分以上を田舎を離れて過ごしている。

こうなってくると、たまに田舎に帰ったときに困るのがあまりにも当時から町並みとか風景が変わってしまっていて、帰省しても呆然としてしまう。

勿論あれから20年以上も年数が経過しているのだから、町並みが変わるのは当然である。
しかし勿論だけれど、自分はその変わっていく過程を見ていないので、たまに帰省してみるとびっくりしてしまう。
他の異国の土地に来ているような気にもなってくる。

一度帰省したとき、自分が「個人的に」見たい所を車で観てまわったけれど、殆ど跡形もなかった。要するに自分が過ごした旧家や、野球とかをして遊びまわった空き地、その横に流れていたよくザリガニ取りをした小さな川。
もうなくなってた。
となると、生まれ育った土地であっても、もうまったく別の街になってしまったような気がしてしまう。

勿論、地元の観光地とか、美味しい物、特産物なんかはいつまでも生き残るだろう。
小生にとっては、そんなの、どうでもいいの。

スザンナ・ホフスのニュー・アルバム「SOMEDAY」が発表された。
言わずと知れた80年代を代表する女性バンド、バングルスのメイン・ボーカルあって、89年に解散してから、以降で発表したソロアルバムとしては3枚目になる。
↓16年ぶり。相変わらず美しいですね。
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1枚目が1991年「When You're A Boy 」であって、2枚目「Susanna Hoffs」が1996年で5年も空いている。そして、この3枚目まで16年振りである。
16年と言うと「オギャー」と産声を上げた子供が高校生になるくらいの年数である。

↓バングルスのアルバム達です。
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↓1991年発表初のソロ・アルバム「When You're A Boy 」
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↓1stアルバム「When You're A Boy 」よりシングルカットされたシンディ・ローパーのカヴァー。彼女のヴォーカルはこの曲にピッタリです。
http://www.youtube.com/watch?v=HwH0JO37CvA&feature=related
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その間、映画のサントラに参加したり、バングルスを再結成したり、他の歌手のバック・コーラスにゲストで参加したり、マーシー・スウィートとの競演アルバムがあったりしたけれど、しかし、16年振りである。

彼女のソロデビューは、大きな期待と高い評価を持って迎えられたのだけれど、蓋を開けてみると、そんなに売れなかった。かなり音楽界の「いやらしい」ビジネスの色が鼻に付いたのかもしれない。
アルバムとしては非常に完成度も高くて、良かったのだけれど、結局思ったほどの支持は得られず。
そこで、じっくり2枚目を作る。それが自分の名前をタイトルにした「Susanna Hoffs」。
1stの非常にコマーシャルだった内容から一転して非常に地味な内容であって、しかし、彼女からするとこれが本当の自分だ、と言いたかったのだろう、きっと。しかし、売れなかった。

ここで彼女はどうしたら良いのか分らなくなったのではないだろうか?

だからバングルスを再結成したり、マーシー・スィートと競演アルバムを制作したり。
↓マーシー・スィートとの競演アルバム。全て過去の名曲のカヴァー。
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しかし、この16年ぶりの新作「Someday」を聴くと、全て分ったような気がしてくる。
吹っ切れた感じがする。要するに、「自分の帰るところを見つけた」のである。
↓新作のインナージャケ
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今までと昔と同じ事をしていても、意味がない。
彼女の新作を聴いていると、「街は進化していて、昔の風景はなくなってしまったけれど、根本は変わっていない」、という部分を感じる。
自分は自分のままで良いのだと。
背伸びも、ヒネクレも必要ない、という自然体な感じが全編に感じられて、非常に素晴らしい3枚目である。
聴いてみると、非常に力が抜けていて、1stアルバムの時のような気負いがない。
「ALWAYS ENOUGH」なんかを聴いていると、いい歳の取り方をしたな、と感心する。
自分もこうやって歳をとりたいな。
↓アルバムは全10曲。31分!
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今年も田舎に帰省するのは正月までお預けになりそうである。
お約束で言うと、よい終わり方になる予感があるかもしれないけれど、そうはいかない(笑)。
小生は、まだやっぱり、生まれ育った田舎に違和感があるな(笑)。
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by hirowilbury | 2012-07-20 21:05 | 音楽